2011年8月26日金曜日

友人が職を失った

 彼が勤める会社は同族企業で、社長を「社長様」と呼ぶくらいワンマンなところだった。しかし、右肩上がりで売上が伸びている時は、ワンマン経営は威力を発揮する。事実、数年前までは彼の会社も例外ではなく、構造不況が指摘されていた業種ではあったが、税務署から優良法人として表彰されたり、ボーナスも同業他社から比べればよかったようだ。

 しかし、社長が退任し、その任を息子に渡したあたりからチグハグになっていったという。新しいことを始めようと花火は上げるが、継続、持続がなかったり、とてもその会社には不似合い(というより無意味)な活動を社員に押しつけたりと、本業をおろそかにする姿勢が目立ち始めたという。彼は、「なんか違うんだよな」と愚痴をこぼしていたことを思い出す。

 会社の売上が伸び、経営状態が良好の時というのは、多少の"アラ"には社員は鈍感で、気に止めることもない。しかし、いったん変調をきたすと、それまで見過ごされていたものが妙に表に出てきて、会社批判や経営陣への不満となって現れてくる。
 「そんな傾向が見え始めた」。この会社も同じだったようだ。

 この会社は、1社からの受注がすべてだったらしい。資本的つながりは全くないのに、ただただその会社からの発注にすべてを注ぎ込んでいた。その本体が好調ならば問題はないのだが、どうもそちらもあやしくなってきたのだという。そしてその日を迎えたのだ。

 「全体集会があるからと社員が集められて、社長の話をきいた。もうおたくには発注しないって言われたから、やっていけないので、会社を閉じるって。清算らしい。希望退職を募るって…」
 彼は会社の状態が芳しくないことは知っていたが、まさかいきなり希望退職を求められるとは思っていなかったようだ。
 「関連会社も含めれば150人以上首切られるかな…」。

 なぜその会社は1社からの受注にそれほどに勢力を注ぎ込んだんだろう、子会社でもないらしいのに。

 「ひと月後には職安に通うことになるなあ」
 「どうしよう…」


 歴史の世界では、王朝等がその勢力を確立し、その後の繁栄が約束されるのは、三代目あたりか。
 彼に職安に向かわせる事態に追い込み、会社存続の断念したのは、三代目なのだという。
 「やっぱり、ぼっちゃんだったってことかな」。

2011年8月2日火曜日

介入、来い!

 東京市場では堅調だったのに、欧州、ニューヨークで一気に円高になっちまった。まさかここまで下がらないだろうって思っていた76.30台もあっさり突き抜けちゃった。その後反発したけど、どこまで戻るの?
 円高じゃなくてドル安なんだろうけど、そろそろヤバイよ。介入しようよ。ここまで円高になっちゃったら企業だって厳しいでしょ。想定レート「80円」なんて言ってられなくなっているから…。
 ユーロ円だって、東京市場の高値から3円以上の下落か? おいおい…。

 どうでしょう、そろそろ介入しませんか? たぶん、一時的に円安に振れるだけだろうけれど、とりあえず、介入しませんか…。米国の景気悪化懸念とやらのドル安だけど、まずは2兆円くらいの介入を期待します!

 でも、いるんだろうなぁ…政府や日銀の中には。「企業マインドの悪化を見極めてからでも…」なんていう人が。見極めてからじゃ遅いよ。80円くらいならそんな悠長な文言もまだアリかもしれないけど。

 野田さん、買おう、ドル。

2011年7月29日金曜日

昔の水戸黄門は面白かった…と思う

 TBSの「水戸黄門」が、現在放送中の43部を最後に打ち切りになる。今年の12月で42年も続いた長寿時代劇が幕を閉じるのか…。なんか、寂しい。
 水戸黄門って言ったら、最終盤に印籠出して、悪人が「ヘヘっー」って頭下げておしまいっていう勧善懲悪の典型。しかし、このパターンはいつからだろう。このワンパターンがいいという方々もいるようだが、果たしてどうか。

 少し前に、水戸黄門の第1部を見る機会があった。昼間は暇なので、ついつい毎回みてしまった。これが、結構おもしろい。
 その後、(第何部かしらないが)やはり東野英治郎黄門の再放送を見た。やっぱり面白いのだ。

■以前は「黄門ちゃま」って感じだった
 初期(東野英治郎黄門の頃)の水戸黄門は、いまのようにワンパターンではなかった記憶がある。先日見た再放送の部もそうだった。印籠を一回も出さず、自らが光圀であることすら明らかにしなかった回があったと記憶している。また「梅里」と記した店の看板に役人が頭を下げたりなど、印籠を"振りかざし"、権力を前面に出すようなことはそう多くはなかった。どちらかというと、人情時代劇のようだった。
 それに、東野英治郎さんの黄門は、非常にお茶目だったような気がする。「黄門ちゃま」って感じ。助さんや格さんとのやり取りで、すぐに膨れたり、気まずくなったり、時にはしてやったりとしたり顔この上なかったり。面白かった。それに、助さんや格さんよりも弥七が重用されており、時に弥七が助格に毒舌で物を言ったり、黄門様にも何気に毒づいたり。
 いわゆる黄門様一行そのものが、文字通り庶民的だった。

■パナソニックはどうするのだろうか?
 いつから黄門様ご一考はああも格式高く、お上品になってしまったか。そして印籠出して「はい、オシマイ」というワンパターンに収まってしまったか。そんなことだから、再放送が意外に視聴率が高いなんていう状況がうまれてしまったんだろうな。
 作り手が「水戸黄門はこれでいい」という概念を持ちすぎて、視聴者がどこに共感して、どこに面白みを感じていたかを把握することなく番組作りを進めた結果が、今年12月の幕引きにつながってしまったように思えて仕方がない。

 「ナショナル劇場」で始まって、いまは「パナソニックドラマシアター」の水戸黄門。パナソニックさんは、後釜に何を求めてくるのだろう。それともスポンサーを降りて、「TBSさん、お好きにどうぞ」ってなるのかな。

2011年3月23日水曜日

東電社長の訪問を断った福島県知事に「?」

 福島県の佐藤雄平知事が22日、東京電力社長の訪問申し入れを断ったことを明らかにしたという。その理由は「県民の不安、怒り、憤りは極限であり、おわびを受ける状況でない」とのことだ。

 気持ちはわかる。相手が社長以外の役員クラスが訪問するというならば「ふざけるな!」といって突っぱねてもよかろう。しかし、社長ならば話は別。トップ同士で話すことは意義があると思うのだが。

 知事は県民の代表。ならば、わびの言葉を聞き(許すということではない)、その上で県として、一県民として、被災者の代表として具体的な要望、要求を伝え、東電側の現状そして今後の方針や具体性のある対応策をしっかりと聞き、確認し、それを県民に伝えるべきではないかと思う。東電の社長とて、「ごめんね」と言って、そのまま帰るわけではあるまいに…。
 知事だからこそできることがあるはず。そのひとつではなかったか。


 先日、同知事が避難所を訪れ、被災者の言葉を遮りながら自らの言い分をまくし立てている姿を拝見したが、少々舞い上がっておられはしないかと感じ、東電社長の訪問拒否の報に接し、その思いを強くしてしまった。
 佐藤知事は「頑張って」などという掛け声だけでなく、当然"手土産"を持って、すべての避難所を回ったんだろうけど。

2011年3月22日火曜日

評価されるべきは誰か 頼むよ国内メディア

 「Fukushima 50」。福島第一原発で必死になって作業に当たる彼らを海外メディアはこう呼んでたたえている。自衛隊、各都道府県からの消防隊員、東京電力やその関連会社の社員、東芝や日立などの社員ら…。
 彼らの活動やその勇気、家族の苦しみや悲しみ…を日本のマスメディアはあまり伝えていないのではないか。避難所で厳しい生活を強いられている被災者らについては、どこの局も同じ内容で伝えているけれど、「Fukushima 50」に関してはあまりに少なすぎる。

 "My dad went to the nuclear plant. I never heard my mother cry so hard. People at the plant are struggling, sacrificing themselves to protect you. Please dad come back alive,"

 英紙「インデペンデント」に掲載されたある少女のTwitterでのつぶやき。切なすぎる。

 その一方で、日本ではこんな記事が出てくる。


 先日、東京消防庁が放水の状況を会見で語った。彼らは会見という表舞台に現れたから、その活動や苦しみ、厳しさを語ることができた。その労苦に深く敬意を評したい。ありがとう。ご苦労さまでした。
 でも、表に出てこない多くの方々。特に下支えをし続ける自衛隊の面々。彼らへの賛辞はどこからも聞こえてこない。なにが悲しいって、彼らが「首相と私の重い決断を、統合幕僚長が判断し、自ら決心した」と、ヘリによる放水の決断を幹部に押し付けた大臣のもとで活動せざるを得ないこと。自衛隊が目立つことは適切ではないのかもしれないが、せめて大臣には隊員を労い、敬う発言を期待したいのに…。

 人力、装備など、自衛隊が果たしている役割はこの上なく大きい。
 自衛官の使命感とは何だ。何が彼らを支えているか。
 この"国難"が記憶に形を変える頃、心を病む自衛官がないことを願う。


 命を賭して活動する名もなき"戦士たち"がいなければ、いまどうなっているの?


 潰れそうな毎日新聞だけど、この記事はうれしかった。

2011年3月18日金曜日

こいつら…

泣けてくる…。

2010年12月3日金曜日

カタールか…

 2022年のワールドカップ開催国がカタールに決まった。日本は負けてしまったなぁ。しかし、あんなクソ暑いところでやるんかい、本当に。冷房付きのスタジアム? へぇ〜。秋田県と同じくらいの広さらしいけど、そんな狭い国土にスタジアムをいくつ建設するの?
 フジのニュース番組を見ていた。放送していたのはここだけ。でも、FIFAの理事会が長引いて、結局時間枠内で放送できず。
 Googleで検索して、「アップデート」選択して、流れるつぶやきの検索結果を見ていたら、FIFAのサイトでライブ中継やっていることを知った。Twitterやっていないけれど、結構有用なんだって感心。 見始めたときはちょうどロシアに決定した直後。そして2022年。「クゥワタール」ってブラッターさん。 日本は2回目の投票で最下位になって脱落したらしい。1回目で消えなくてよかったけど、なんか寂しいね。
 人生の半分以上生きてきたし、もう一度日本でワールドカップ開催してほしいと思っていたけれど、俺が生きている間には開催はムリかな。
 それにしても、立候補国の公共放送すら投票結果の発表を放映しないとは…。決まった直後に速報を流しただけ。なんか、力入ってねぇなぁ。勝つにせよ負けるにせよ、中継はしてほしかった。